デジタル大辞泉
「トマホーク」の意味・読み・例文・類語
トマホーク(tomahawk)
1 北米インディアンの武器。棍棒に球形の石塊や金属製の斧をつけたもの。
2 米海軍の中距離巡航ミサイル。核弾頭装備の戦略型と、通常弾頭装備の戦術型とがある。
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トマホーク
〘名〙 (tomahawk)
① 北米インディアンの武器。
棍棒(こんぼう)に球形の石塊や
金属性の斧
(おの)をつけたもの。〔外来語辞典(1914)〕
② 米海軍の中距離巡航ミサイルの名。核弾頭装備の戦略型と、通常弾頭装備の戦術型とがある。
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トマホーク
Tomahawk
アメリカのゼネラル・ダイナミックスが開発した,海洋発射巡航ミサイル SLCM。攻撃型原子力潜水艦の魚雷発射管あるいは巡洋艦,駆逐艦の艦上から発射される。発射直後は慣性誘導で飛行し,途中からは地形照合誘導 TERCOMで地上 50m以下という低空を飛行するため,迎撃は非常に困難である。トマホーク BGM-109の主要目は,全長 6.4m,直径 53cm,重量約 1200kg。射程は用途によって異なり,A型は核弾頭地上攻撃型で射程 2500km。B型は通常弾頭対艦攻撃型で射程 460km。このB型のみ TERCOMに代ってレーダ端末誘導方式。C型は通常弾頭地上攻撃型で射程 1300km。目標に接近するとデジタル情景照合装置で目標をさらに確認する。湾岸戦争では 297発のトマホークが発射され,282発が目標に命中,迎撃されたミサイルは6発以下という。
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トマホーク
米国東部のアルゴンキン系インディアンの間で使用された投・打用の武器。石製の刃のついた手斧(ておの)型が最も特徴的。骨製の刃もあり,16世紀以後は鉄製の刃も導入された。
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トマホーク
アメリカ産の戦闘機、カーチスP-40のイギリス軍での呼称(P-40C型まで)。
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世界大百科事典(旧版)内のトマホークの言及
【闘斧】より
…ただし中国の闘斧も,男性の墓の副葬品となる。このほかに闘斧としては,アメリカ・インディアンのトマホークが有名で,実用であるとともに儀式用ともなる。日本には本格的な専用の闘斧はなかった。…
※「トマホーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」