世界大百科事典(旧版)内のトラウベ聴診器の言及
【聴診器】より
… 聴診器は胸壁や身体表面のわずかな振動を空気の振動に変え,効率よく耳まで伝える道具である。ラエネクの木製の聴診器に似た1本の筒型のもの(単耳型)は,妊婦の腹部の上から胎児の心音を聴くための〈トラウベ聴診器〉として今日でも使われている。今日最も広く使われている両耳で聴く型のもの(双耳型)は,54年アメリカのカンマンGeorge Philip Cammann(1804‐63)によって発明された。…
※「トラウベ聴診器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」