ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トロアイヨン」の意味・わかりやすい解説
トロアイヨン
Troyon, Constant
[没]1865.3.20. パリ
フランスの画家。セーブル陶工の子。 1833年サロンに風景画を初出品。やがてバルビゾン派に加わり N.ディアズ・ド・ラ・ペニャや J.デュプレの影響を受ける。 46~47年のオランダ旅行後,A.コイプや P.ポッターの作品に触発されて風景画のなかに牛や羊や農夫の姿を入れるようになり,牧歌的な作風で人気を集めた。代表作『耕地へ向う牡牛の群れ』 (1855,オルセー美術館) など。
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