トースカン(英語表記)scribing block

精選版 日本国語大辞典 「トースカン」の意味・読み・例文・類語

トースカン

〘名〙 (語源未詳) 機械工作で、底面を平らに仕上げたブロックに垂直な棒を固定し、この棒にそって上下に昇降させることができるように罫書(けがきばり)を取りつけたもの。工作物に定盤面と平行な線を罫引きする際に用いる。

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デジタル大辞泉 「トースカン」の意味・読み・例文・類語

トースカン

《語源未詳》機械工作で、加工物に所定水平線を引くための工具。ブロックに垂直な支柱を立て、この支柱に沿って上下できるように書き針を取り付けたもの。台付き罫書き。

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改訂新版 世界大百科事典 「トースカン」の意味・わかりやすい解説

トースカン
scribing block

台にたてられた支柱にけがき(罫書)針が取りつけられていて,任意の高さや角度にできるようにしたもの(図)。定盤上に工作物と基準となる目盛付直定規,または直尺おき,工作物にけがきをしたり,高さの測定などに用いる作業工具である。また旋盤チャックにつけた工作物の芯出し作業にも用いられる。けがき針の両端はとがっていて,一端は90度に曲げられている。語源は不明。
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百科事典マイペディア 「トースカン」の意味・わかりやすい解説

トースカン

先端を焼き入れた鋼の罫書(けがき)針を,台付きの柱に任意の高さや角度で固定できるようにした手工具。定盤上をすべらせて工作物に平行線罫書したり,工作物の位置決めに用いる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トースカン」の意味・わかりやすい解説

トースカン

けがき」のページをご覧ください。

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