旺文社世界史事典 三訂版 の解説
ドイツ連邦共和国 (西ドイツ)
ドイツれんぽうきょうわこく
Bundesrepublik Deutschland
1949年5月,連邦共和国基本法制定。新政府成立とともに占領軍の軍政から民政に移管され,1955年主権を回復。キリスト教民主同盟が政権を握り,経済復興と再軍備を進めたが,1966年,ドイツ社会民主党と「大連立」し,69年には社会民主党内閣が成立した。北大西洋条約機構(NATO)・ヨーロッパ共同体(EC)の有力な一員であるが,東ドイツとの融和も進め,1972年相互独立尊重と不可侵を規定した東西ドイツ基本条約に調印,73年国連に同時加盟。1989年以降東ドイツの経済停滞と自由化進展を受け,90年これを統合した。1991年,新首都をベルリンとした。
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