ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ(読み)ドゥッチョディブオニンセーニャ

百科事典マイペディア の解説

ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ

イタリアシエナ派画家。おもにシエナ活動。ビザンティン的要素が多分に残る作風であるが,同時に人間的な情感のあふれる繊細で優雅な表現を確立し,1300年代のイタリア絵画に新方向を示した。代表作シエナ大聖堂のために描いた祭壇画マエスタ(荘厳の聖母)》(1308年―1311年,シエナ大聖堂付属美術館蔵)などがある。
→関連項目マルティーニロレンツェッティ[兄弟]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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