ドロセラ(英語表記)Drosera; daily-dew; sundew

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドロセラ」の意味・わかりやすい解説

ドロセラ
Drosera; daily-dew; sundew

モウセンゴケ科ドロセラ (モウセンゴケ) 属の総称。食虫植物として知られ,世界に約 90種が分布する。日本ではモウセンゴケイシモチソウなどが自生している。葉の表面に密生した腺毛先端から粘液を出して昆虫などを捕え,15分ほどで葉が湾曲して獲物を押え込み,やがて消化酵素で分解してしまう。葉身は線形,さじ形,球形などがある。栽培しやすい種が鉢植えで流通している。栽培法は自生地によって異なるが,一般にはミズゴケ植えにして十分な水湿を与え,日当りのよい環境で育てる。冬は凍結しない程度の場所で管理する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android