ドロール報告(読み)どろーるほうこく

知恵蔵 「ドロール報告」の解説

ドロール報告

フォール報告」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内のドロール報告の言及

【経済通貨同盟】より

…しかし,当時のブレトン・ウッズ体制の動揺から,1980年までにヨーロッパ通貨統合を創設するとの同報告の提案は実現されず,1970年代から80年代にかけてのEC(ヨーロッパ共同体)諸国の通貨面での協調は主としてヨーロッパ通貨制度(EMS)を通じて行われた。しかし経験を重ねるにつれて,このEMSにも問題があり,EC諸国が目指した本来の通貨統合とはかなりの距離があることが明らかとなったため,80年代後半にかけて,より本格的な通貨統合の成立を促進すべきとの気運が高まり,通貨統合実現への具体策に関するドロール報告が公表された(1989年4月)。これは先のウェルナー報告と同様,通貨統合を3段階に分けて実現するとしているほか,より具体的に単一通貨の実現やヨーロッパ中央銀行の創設などの提案を行ったものである。…

※「ドロール報告」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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