ドーナツ現象[地震](読み)ドーナツげんしょう[じしん]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドーナツ現象[地震]」の意味・わかりやすい解説

ドーナツ現象[地震]
ドーナツげんしょう[じしん]

大地震が起こりうる場所中心とした周辺地域で,大地震に先行して地震活動が活発になる現象地震空白域において地震活動の静穏化がみられるのとは逆に地震活動が増大することがあり,その地域が震央のまわりを輪で囲むように現れることからこの名がある。地震の前兆現象と考えられ,地震予知の面から注目される。日本では 1944年東南海地震,1946年南海地震の前に出現したことが知られる。

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