ナイトロジェン・マスタード(英語表記)nitrogen mustard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ナイトロジェン・マスタード
nitrogen mustard

C5H11Cl2N 。無色の有毒な液体で沸点 87℃。第2次世界大戦前より毒ガスとして開発されたが,実戦には使用されなかった。付着すると治療困難なただれを生じる。突然変異誘導作用をもつことが知られており,白血病リンパ肉腫などの悪性腫瘍の治療に用いられる。

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