ナゴラン(名護蘭)(読み)ナゴラン(英語表記)Aerides japonicum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナゴラン(名護蘭)」の意味・わかりやすい解説

ナゴラン(名護蘭)
ナゴラン
Aerides japonicum

ラン科の常緑多年草。紀伊半島四国,九州など暖地樹上や岩上に着生する。茎は短く斜上し,下部に多数の太くて長い気根を出す。長楕円形で厚い葉は1株に3~5枚が密に互生する。6~8月に,6~15cmの花茎を垂らし,4~10個の花を総状につける。花は径 1.5~2cmで,淡緑を帯びた白色唇弁や側萼片に淡紅色斑紋がある。沖縄の名護岳に生えることからこの名がつけられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android