ナルコチン

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化学辞典 第2版 「ナルコチン」の解説

ナルコチン
ナルコチン
narcotine

C22H23NO7(413.43).ノスカピンともいう.アヘン中に3~10% 含まれるイソキノリンアルカロイドの一つ.融点176 ℃.密度1.395 g cm-3-147°(ベンゼン).クロロホルムに易溶,ベンゼン,アセトンに可溶,エタノール,水に難溶.塩酸塩(融点220~225 ℃)は水溶性無色結晶で,麻酔作用は弱く,鎮咳作用が強い.合成品のdl-ナルコチンはグノスコピン(CAS 6035-40-1)とよばれる.LD50 83 mg/kg(ネズミ,静注).[CAS 128-62-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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