ナンディヤール(英語表記)Nandyāl

改訂新版 世界大百科事典 「ナンディヤール」の意味・わかりやすい解説

ナンディヤール
Nandyāl

インド南部,アーンドラ・プラデーシュ州中部の都市。人口15万(2001)。古代ローマの金貨が大量に発見されたことで知られる。地名ナンディシバ神乗物である白い雄牛)にちなむ。東ガーツ山脈中の山塊ナッラマラ山脈西の山間低地にあり,ペンネール川の支流クンデルー川に面する。コロマンデル海岸からデカン高原北東部に至る交通路上にあり,1932年,1~2世紀の大量のローマ金貨が出土した。15世紀のシバ寺院がある。現在は,周辺からのモロコシ,米,綿花,ラッカセイなどを集散する。製油工場のほか州農業試験場などが立地する。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android