ニシパ

精選版 日本国語大辞典 「ニシパ」の意味・読み・例文・類語

ニシパ

〘名〙 (アイヌ語から) 殿。主人
コシャマイン記(1935)〈鶴田知也一四「何故お前をニシパ(親方)は虐めるのか?」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のニシパの言及

【アイヌ】より

…前者は,神々のユーカラのサケヘ(折返し)を除いた散文風のもので,〈私は……私は……〉と一人称で述べていき,最後に〈……と,○○神が自分の体験を物語った〉と,その神の素姓を明らかにするのも神々のユーカラと酷似している。後者のアイヌ・トゥイタクは〈私は真のニシパで……〉と語り出すことが多い。ニシパnispaは英語のジェントルマンgentlemanと同じような意味で,これまでは首領談,長談などといわれてきたが,ふつうの身上話もこれに含まれる。…

※「ニシパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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