ニジェール[川](読み)ニジェール

百科事典マイペディア 「ニジェール[川]」の意味・わかりやすい解説

ニジェール[川]【ニジェール】

アフリカ西部の川。全長4184km。ギニア共和国山地に発し,北東に流れてマリに入り,南東に転じてニジェールナイジェリアを流れて,河口に大デルタ地帯を形成しギニア湾に注ぐ。マリのセグー〜トンブクツ間は内陸デルタを形成。最大の支流ベヌエ川。流域面積189万km2。周辺はスーダン西部に相当し,古くから中流上流域にはガーナ王国マリ帝国ソンガイ帝国,下流のデルタ地帯ではベニン王国などが栄えた。ジェンネ,ガオ,トンブクトゥなど古い都市も多い。内陸水路としても重要。1805年パークが上流を探検。
→関連項目アフリカナイジェリアマリ(国)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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