ニチロ[株](読み)ニチロ

百科事典マイペディア 「ニチロ[株]」の意味・わかりやすい解説

ニチロ[株]【ニチロ】

水産物の開発輸入と食品加工の大手。1914年ロシア(露)領漁業を目的に日魯漁業として設立,1932年露領漁業総合同により第2次大戦前の北洋漁業独占。戦後北洋出漁再開で復興漁労のほかサケ・マス缶詰や冷凍魚を中心に水産加工品,飼料畜産物,冷凍食品なども生産する。商標の〈あけぼの〉は大正時代から使用されている。1990年現社名。近年,自社漁労からは撤退し,水産品の開発輸入と食品加工事業を中心とする総合食品会社へ転換を図っている。サケ・カニ缶は業界トップ。2007年,マルハとニチロが経営統合しマルハニチロホールディングスとなる。
→関連項目水産会社

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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