ニフォ(英語表記)Nifo, Agostino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニフォ」の意味・わかりやすい解説

ニフォ
Nifo, Agostino

[生]1473頃.セッサ
[没]1538/1545/1546. サレルノ
イタリアの哲学者。ラテン名 Augustinus Niphus。パドバ,サレルノ,ピサ,ボローニャローマで教えた穏健なアベロイスト。レオ 10世に委嘱され『ポンポナッツィ反駁霊魂不死論』 De immortalitate animae contra Pomponatium (1518) を書いた。ほかに『政府論』 De regnandi peritia (1523) ,『美と愛について』 De pulchro et amore (1531) を著わし,アベロエス著作を編纂し,アリストテレス注解 14巻を残した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android