ニュージーランド第一党(読み)ニュージーランドだいいちとう(英語表記)New Zealand First Party

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニュージーランド第一党」の意味・わかりやすい解説

ニュージーランド第一党
ニュージーランドだいいちとう
New Zealand First Party

ニュージーランドの右派大衆政党。 1993年7月,ウィンストン・ピーターズがニュージーランド国民党から離党して設立。 93年 11月の総選挙では,アジア系移民の受入れ制限を掲げて2議席を獲得。さらに 96年 10月,比例代表併用制が採用された総選挙では,二大政党制への不満を吸収して支持を拡大し,17議席を獲得し第3党についた。国営企業の民営化一部凍結を条件に国民党との連立に合意し,ボルジャー連立政権成立に協力した。しかし 98年8月には国営企業の民営化問題をめぐって国民党と対立し連立を解消したが,ピーターズ党首の方針に反対する議員は引続き連立を維持していった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android