ニューヨーク州バージ運河系統(読み)ニューヨークしゅうバージうんがけいとう(英語表記)New York State Barge Canal System

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ニューヨーク州バージ運河系統
ニューヨークしゅうバージうんがけいとう
New York State Barge Canal System

略称バージ運河。アメリカ合衆国,ニューヨーク州の運河系統。エリー湖ハドソン川をつなぐエリー運河シャンプレーン湖とハドソン川をつなぐシャンプレーン運河,カユガ湖,セネカ湖,オンタリオ湖とエリー運河をつなぐオスウィーゴ運河を総称して,1918年に命名された。全長 837km,幅 21m,深さ 2.1m。ハドソン川を経て五大湖地方とニューヨークを結び,中西部の農産物,五大湖周辺の工業製品などをニューヨーク港から輸出。 1980年代に入るとパイプライン,鉄道,トラックによる輸送が一般化して運河航行は衰え,現在はボート遊びなどの保養地として利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android