ニンドワリ遺跡(読み)ニンドワリいせき(英語表記)Nindowari

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニンドワリ遺跡」の意味・わかりやすい解説

ニンドワリ遺跡
ニンドワリいせき
Nindowari

パキスタンのポラリ川支流クド川右岸にある先史遺跡。 1960年代前半に J.M.カザルが調査。中心となるのはクリ文化の時代で,建物形状などから通常居住地ではなく宗教センターの可能性が強い。テラコッタの牛や地母神像が多く出土し,土器には焼成前につけられた記号が多い。前に淡黄色の黒彩土器,あとにロンド土器に似た土器が存在する。ナル文化,ハラッパー文化との関連でも重要。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android