ニンバ山地自然保護区(読み)ニンバさんちしぜんほごく(英語表記)Mount Nimba Strict Nature Reserve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニンバ山地自然保護区」の意味・わかりやすい解説

ニンバ山地自然保護区
ニンバさんちしぜんほごく
Mount Nimba Strict Nature Reserve

ギニア南東部とコートジボアール西部の国境にまたがる自然保護区。面積 350km2ニンバ山地の最高峰ニンバ山 (1752m) を中心とする保護区は動植物宝庫になっており,2000種以上の植物が群生,動物も 500をこえる種が生息している。そのうち植物で 16種,動物で 200種の固有種が確認されている。特に珍しい固有種としては卵胎生のニシコモチヒキガエルがいる。 1981年世界遺産の自然遺産に登録。しかし,ニンバ山地は鉄鉱石埋蔵量が豊富なため,その採掘に伴う森林伐採や河川汚染による自然破壊がギニア側で深刻になりつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android