ヌメリイグチ(滑猪口)(読み)ヌメリイグチ(英語表記)Suillus luteus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌメリイグチ(滑猪口)」の意味・わかりやすい解説

ヌメリイグチ(滑猪口)
ヌメリイグチ
Suillus luteus

担子菌類マツタケ目アミタケ科。夏から秋にかけて,カラマツなど針葉樹林下の落ち葉の中に発生する。傘は径4~13cm,半球形ないし扁平な丸山形。表面は黄褐色ないし暗赤褐色,粘質物におおわれなめらかである。柄は高さ4~6cm,径7~20mmで鍔 (つば) があり,鍔から上は黄色,下部は褐色の斑点をもつ白色。若いものは食べられる。北海道より本州九州にわたって産し,ヨーロッパシベリア,南・北アメリカ,オーストラリアにも分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android