知恵蔵 「ネオリアリズム」の解説
ネオリアリズム
(宮本治雄 映画ライター / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
(宮本治雄 映画ライター / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
…カバルカンティの製作による,H.ワット監督《992飛行中隊》(1940)やC.フレンド監督《消防夫はフランスに行った》(1942)から戦後のワット監督のオーストラリア・ロケによる《オーバーランダース》(1946),街頭や波止場にカメラをもち出したB.ディアデン監督《兇弾》(1949),《波止場の弾痕》(1951),イースト・エンドの生活を描いたR.ヘイマー監督《日曜はいつも雨降り》(1947),フレンド監督のノルウェー・ロケによる《南極のスコット》(1948),洋上の戦艦にカメラをもち込んだ《怒りの海》(1953)等々。〈イーリング〉生えぬきの映画作家たちのドキュメンタリズムをカバルカンティは〈ネオリアリズム(新しいリアリズム)〉と呼んだ。日本では〈バルコン・タッチ〉の名で知られるドキュメンタリー的手法の映画群である。…
※「ネオリアリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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