ネオ・アバングアルディア(読み)ねおあばんぐあるでぃあ

世界大百科事典(旧版)内のネオ・アバングアルディアの言及

【ガッダ】より

…既成の言語をゆがめ,専門用語や方言を駆使することで新しい小説言語の構築を試みた彼の作品は,難解きわまりない混沌とした様相を呈しているが,それはそのまま彼の世界観の反映でもある。デフォルメの文学とも,不条理の文学とも呼びうるその前衛的な作風は,第2次大戦後の資本主義社会発展のなかで,もはやネオレアリズモに飽き足らなくなった若い世代の心をとらえ,いわゆる63年グループを中心とするネオ・アバングアルディアの運動の促進に多大な影響を与えた。代表作に,最初の短編集《哲学者たちの聖母》(1931),従軍体験を綴った《ウディネの城》(1934),〈ミラノ・スケッチ〉の副題をもつ《アダルジーザ》(1944),ガッダの名声を国際的にも高めた長編小説《メルラーナ街の惨劇》(1957)および《悲しみの認識》(1963)等がある。…

※「ネオ・アバングアルディア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android