ネバド・デル・ルイス火山(読み)ネバドデルルイスかざん

百科事典マイペディア の解説

ネバド・デル・ルイス火山【ネバドデルルイスかざん】

南米コロンビアにあるデイサイト質の火山。1985年の噴火では東麓のアルメロ市を中心に,泥流によって2万4740人の死者を出した。噴火の規模としては大きくなかったが,死者の数では世界の火山噴火記録の中で4番目という大規模なものとなった。この火山は,1595年から今回まで4回の噴火の記録があるが,標高が約5400mと高いために頂上付近は氷雪に覆われており,火山噴火でそれらが融解してしばしば泥流が発生し被害を出している。そのため,今回の噴火の前には詳細な火山災害予測図が作成されており,泥流の到達範囲もほぼ予想どおりの結果となった。しかしそれが活用されず大きな被害となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ネバド・デル・ルイス火山
ねばどでるるいすかざん

ルイス火山

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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