ネミ湖(読み)ねみこ(英語表記)Lago di Nemi

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネミ湖」の意味・わかりやすい解説

ネミ湖
ねみこ
Lago di Nemi

イタリア中部、ラツィオ州アルバーノ山中にあるカルデラ湖面積は1.67平方キロメートルと小さいローマの南東近郊約20キロメートルにあり、訪れる観光客も多い。湖岸ではイチゴ、花、ブドウが栽培される。人工排水口を有する。1929~1931年に、ローマ皇帝カリグラによって建造された2隻の船が湖中から発見された。

[堺 憲一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネミ湖」の意味・わかりやすい解説

ネミ湖
ネミこ
Lago di Nemi

イタリア中西部,ラツィオ州,ローマ南東約 27kmにある火口湖アルバノ丘陵に位置し,北西方にアルバノ湖がある。面積約 1.5km2最大水深約 34m。古代からの保養地で,湖岸にディアナ神殿遺跡があり,1920年代に湖底からローマ帝国の2隻の遊覧船 (長さ 65m,幅 20m) が発見された。

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