改訂新版 世界大百科事典 「ネルデケ」の意味・わかりやすい解説
ネルデケ
Theodor Nöldeke
生没年:1836-1930
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…《ムハンマド伝》(1843)に始まり,《コーランの歴史的・批判的序説》(1844)を経て,《カリフ史》3巻(1846‐51),別冊2巻(1860,62)にいたる彼の一連の業績は,イスラム学誕生の産声となった。ワイルに続くネルデケの《コーランの歴史》は,後に徹底的な増補改訂が行われたが,その後のコーラン研究の方向を示し,《ムハンマド伝》(1863)は一般読者を対象としたものであるが,ムハンマドの生涯の時代区分の基本的構成を確立した。フォン・クレーマーの《イスラムの主要思想の歴史》は後の思想史の,《オリエント文化史》は社会経済史の先駆となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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