ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体(読み)ネースヴィジのラジヴィールけのけんちく、じゅうきょ、ぶんかてきふくごうたい

世界遺産詳解 の解説

ネースヴィジのラジヴィールけのけんちく、じゅうきょ、ぶんかてきふくごうたい【ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体】

2005年に登録された世界遺産(文化遺産)で、ベラルーシ中央部、ミンスク州に位置する。16世紀から1939年まで存続したラジヴィール家によって、居住用の城館、キリスト聖体を祀る霊廟教会などが建てられた。1587~1593年に建造された教会は、世界で最初イエズス会の教会といわれる。城館は10の建物内部で一つにつながり、6つの中庭を取り囲んでいる。城館や教会はその後の建築物に影響を与え、ポーランドリトアニアロシアの建築の発展にも寄与したことが評価され、人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はArchitectural, Residential and Cultural Complex of the Radziwill Family at Nesvizh

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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