ノートカー(N. Balbulus Notker) のーとかー N. Balbulus Notker (840ころ―912)
ドイツの修道士。若き日にスイスのザンクト・ガレン修道院に入り、のちに付属神学校の校長になった。典礼学に通暁していた。カール大帝に関する物語集成である『Gesta Caroli Magni』(890)の著者とされる。これは「聖ガレンの一修道士」の名で配布された。彼は聖霊の器としてたたえられた。舌はどもるが、霊はどもらないというのである。ちなみにBalbulusは、どもるの意味がある。