デジタル大辞泉
「ノーハウ」の意味・読み・例文・類語
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ノー‐ハウ
〘名〙 (know-how)
①
特許されていない
技術で、技術競争の有力な
手段となり得る
情報、
経験を、秘密にしておくこと。また、それらの技術情報。
※現代経済を考える(1973)〈
伊東光晴〉II「新技術開発に成功した
企業は、部分公開を意味する特許をとるよりは、
ノー・ハウの形で企業秘密としてのこしておくほうを選ぶ」
② (比喩的に) ある専門的な技術やその
蓄積をいう。
※
原子と
椎茸と(1954)〈吉村昌光〉一五「ノウ・ハウ、つまり技術の
導入の必要があるわけだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ノーハウ
know-how
一般に知識,秘訣,技術,能力,方法などをさすが,営業上の知識,方法,経験などは,特許,実用新案などの工業所有権と同様に,ときにはそれ以上に価値をもっているため,技術導入などの場合,対価交渉の対象となる場合が多く,営業上の資産とみるようになったもので,秘密ゆえに財産的価値を有する無体財産権の一種と解される。そこで現物出資の目的物とされたり,貸借対照表能力を有することがある。1961年に国際商業会議所で「ノー=ハウ保護に関する基準条項」が採択された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報