ドイツの哲学者、教育学者。ベルリンの生まれ。1919年からイエナ大学、さらに1920年からゲッティンゲン大学教授。ディルタイの精神科学および生の哲学に基づいて、美学や倫理学の研究に従事した。とくに美学の領域では、諸芸術の様式と世界観との照応関係を精神史的に探究した。また教育学を一個の自立した精神科学の領域とした。著書には『ドイツにおける教育学の運動とその理論』Die pädagogische Bewegung in Deutschland und ihre Theorie(1933)や『美的現実性』Die ästhetische Wirklichkeit(1935)などがある。
[西村清和]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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