ノ上町(読み)ひのうえちよう

日本歴史地名大系 「ノ上町」の解説

ノ上町
ひのうえちよう

[現在地名]伏見桃山ももやま丹下たんげ

出雲いずも町の南、伊達だて町の北、桃山町丹下東部にあたり、現在消滅している町名

寛文一〇年(一六七〇)山城国伏見街衢並近郊図は伏見城廃城五〇年後の伏見の町を描いたものであるが、これによると京町十丁目の北方に位置するほりうえ町から、東の方へ松林が描かれ、樋ノ上町で中断されたのち、更に東の方へと続く。この松林は伏見城時代の外堀が埋められて松樹が植えられ、帯状の松林となったものである。樋ノ上町は西方堀ノ上町と同様、伏見城外堀の旧跡にできた町であると思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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