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ハイエク 【フリードリヒハイエク】

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世界大百科事典 第2版の解説

ハイエク【Friedrich August von Hayek】  1899‐1992

オーストリア経済学者ウィーン生まれる。研究領域は経済理論経済政策だけでなく,科学方法論,法哲学,社会思想など社会科学広範分野に及ぶ。ウィーン大学学生時代,法律学だけでなく,F.ウィーザーやO.シュパンの経済学の講義出席するとともに,E.マッハやM.ウェーバーの著作を読んだ。このことは,後の研究上の関心(とくに感覚論,認識論)に大きく影響したと思われる。またこの時期,数人の友人たちと〈民主主義学生連盟〉を結成し,後年まで続くハイエクの国家主義社会主義双方に対する戦い第一歩踏み出していることが注目される。


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハイエク
Hayek, Friedrich (August) von

[生]1899.5.8. ウィーン
[没]1992.3.23. フライブルク
オーストリア生れの経済学者。ウィーン大学卒業官吏となり,1927~31年オーストリア景気研究所長,29~31年ウィーン大学講師兼任,31年ロンドン大学客員教授,同正教授を経て,50年にシカゴ大学教授,62年に西ドイツのフライブルク大学教授に就任した。

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大辞林 第三版の解説

ハイエク【Friedrich August von Hayek】
 
(1899~1992) オーストリアの経済学者。貨幣的景気理論を展開する一方,ケインズ主義や社会主義を批判して,社会経済論に基づく自由主義を唱えた。著「景気と貨幣」「隷従への道」など。


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デジタル大辞泉の解説

ハイエク 【Friedrich August von Hayek】
 
[1899~1992]オーストリアの経済学者。独自貨幣的景気理論提示。また、自由主義思想の究明発展努力。1974年ノーベル経済学賞受賞。著「景気と貨幣」「資本純粋理論」など。

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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百科事典マイペディアの解説

ハイエク

ウィーン生れの経済学者。オーストリア学派の後継者。ロンドンシカゴ,フライブルク各大学の教授を歴任。貨幣的景気理論を展開資本理論純化させ,また自由主義経済政策を主張 (1899-1992)
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世界大百科事典内のハイエクの言及

【オーストリア学派】より
…彼は帰属価格の厚生経済学的意味を明らかにし,先駆的な社会主義経済理論を展開している。さらに,企業者による革新を強調して《経済発展の理論》(1912)を説いたJ.シュンペーターもこの学派の出身であり,またオーストリア資本理論を基礎にした景気変動論や自由主義論で名高いノーベル賞受賞経済学者F.ハイエクは現代におけるオーストリア学派の代表的な存在であるといえよう。経済学説史【根岸 隆】。…
【経済哲学】より
…このようないわば主観主義的な方向における経済哲学はオーストリア学派の流れにもみることができる。たとえば,その現代における代表者ともいうべきF.A.vonハイエクは,人間の意識的もしくは反省的な行為を扱うものとしての主観主義の社会科学を唱えることを通じて,経済学の自然科学化を厳しく批判している。またソシオ・エコノミックスといわれる研究も,経済行為の象徴論的解釈をめざすものであり,主観主義の経済哲学と深い関係をもちつつある。…
【シカゴ学派】より
…いずれもシカゴ大学がそれぞれの分野で,ある時期に世界的影響を与えたことから発生した用語である。経済学・社会思想の分野におけるこの学派は1940年代のF.A.ハイエクに代表され,ハイエクがシカゴを去ったのちには,マネタリズム(新貨幣数量説)の提唱者でもあるM.フリードマンがその代表的学者と考えられることが多い。ハイエクの思想はアダム・スミスの考えを現代的に深化・拡大したものであり,最もすぐれた現実的社会経済体制は民主主義のもとにおける市場経済であることを,一つの社会経済理論として確立した。…
【新自由主義】より
…ルソーやヘーゲルを援用する彼の新理想主義は,自由の実現のために国家の果たすべき積極的役割を示して,イギリス自由主義に新たな展開をもたらした。福祉国家が現実のものとなった今日,新自由主義を標榜するのはF.A.vonハイエク,M.フリードマンらケインズ批判派の経済学者である。彼らはケインズ派の有効需要政策を批判し,国家は通貨供給量の調節だけを行って,市場経済をかく乱すべきでないと説く(マネタリズム)。…
【ロンドン学派】より
…完全競争的市場機構の資源配分機能に固い信頼をいだき,民間の自発的経済活動に対する政府の干渉を強く排斥する点に特徴をもつ。この派の代表者とみなされているのはロビンズLionel Charles Robbins(1898‐1984)とF.A.vonハイエクである。ロビンズは処女作《経済学の本質と意義》(1932)において,有名な〈経済学の希少性定義〉を与えるとともに,相異なる個人の基数的効用の比較可能性を前提とするA.C.ピグーの〈旧〉厚生経済学の基礎を厳しく批判した。…
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