ハウザー健康法(読み)ハウザーけんこうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハウザー健康法」の意味・わかりやすい解説

ハウザー健康法
ハウザーけんこうほう

健康食で世界的に有名な,西ドイツ生まれのハウザーが提唱したもの。日本でも『若く見え長生きするには』という著書が出版され,よく知られている。ハウザーは若い時,スイスにある結核療養所で死の宣告を受け,あるインドの老師から生きたものを食べるように勧められてそれを実行することにより,奇跡的に健康を回復したという。その後,長寿法に関する研究を続け,食養生と精神衛生を重視した健康法を提唱した。その「長生きのための理想的な食事」は,次のようなものである。 (1) 食事は楽しく食べること。 (2) ビタミンとミネラル (特にカルシウム) が重要。 (3) 多量の蛋白質 (牛乳・ヨーグルト・卵・赤身の肉・魚・チーズ) と多量の新鮮な緑黄野菜,果物ジュース,精白しない穀類をとること。 (4) 醸造酵母,脱脂粉乳,ヨーグルト,小麦胚芽,粗製糖蜜はワンダー・フーズ (驚異の食品) として特に推奨される。

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