ハタンキョウ(巴旦杏)(読み)ハタンキョウ

百科事典マイペディア 「ハタンキョウ(巴旦杏)」の意味・わかりやすい解説

ハタンキョウ(巴旦杏)【ハタンキョウ】

西アジア原産といわれるバラ科の果樹モモ近縁だが果実は小さく4〜5cm,扁平なのでヘントウ扁桃)の名もある。果実の仁の甘い品種(甘扁桃)と苦い品種(苦扁桃)があり,前者アーモンドアメンドウともいって,食用後者苦扁桃油をとる。なお,スモモの一品種を巴旦杏ということもある。

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世界大百科事典(旧版)内のハタンキョウ(巴旦杏)の言及

【アーモンド】より

…園芸上は堅果(殻果)類に属する。ヘントウ(扁桃),ハタンキョウ(巴旦杏),アメンドウともいわれた。アジア西部の原産。…

【スモモ(李)】より

…米桃(よねもも),甲州大巴旦杏(こうしゆうだいはたんきよう)などの品種は明治時代になってから全国的に知られた。ハタンキョウ(巴旦杏。牡丹(ぼたん)杏ともいう)の名は明治時代にニホンスモモの大果品種につけられた名称である。…

※「ハタンキョウ(巴旦杏)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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