ハダカカメガイ(英語表記)Clione limacina; common clione

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハダカカメガイ」の意味・わかりやすい解説

ハダカカメガイ
Clione limacina; common clione

クリオネとも呼ばれる。軟体動物門腹足綱翼足類ハダカカメガイ科。卵から孵化した幼生は殻をもっているが成長とともに消失する。体長2~3cm。体は細長い紡錘形で表皮が薄く,体内が透けてみえる。同じ翼足類で有殼目のリマキナ属を餌とし,翼のようにみえる手をゆっくり動かして泳ぐ。極海から亜寒帯海域生息。日本では北海道沿岸で流氷とともにみられることから「流氷の妖精」とも呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android