ハドロン実験施設(読み)ハドロンジッケンシセツ

デジタル大辞泉 「ハドロン実験施設」の意味・読み・例文・類語

ハドロンじっけん‐しせつ【ハドロン実験施設】

陽子ビーム量子ビーム(中性子中間子など)などを利用した研究実験施設の一。原子核反応により生成された二次粒子(量子ビーム)を用いて素粒子物理学原子核物理学生命科学など基礎科学の研究・技術開発が行われる。原子核・素粒子実験施設。
[補説]日本原子力研究開発機構JAEA)と高エネルギー加速器研究機構KEK)が共同運営する大強度陽子加速器施設J-PARC内に設置されたハドロン実験施設では、平成21年(2009)1月に目標値の300億電子ボルトまで加速した陽子ビームの入射に成功。同施設での実験を開始した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android