ハマクマノミ(読み)はまくまのみ(英語表記)bridled anemonefish

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハマクマノミ」の意味・わかりやすい解説

ハマクマノミ
はまくまのみ / 浜熊之実
bridled anemonefish
[学] Amphiprion frenatus

硬骨魚綱スズキ目スズメダイ科に属する海水魚クマノミ類の1種で、南西諸島以南に分布し、タマイタダキイソギンチャクと共生する。姿が美しい小魚で、観賞用として飼育しやすい。

井田 齋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のハマクマノミの言及

【クマノミ】より

…もともと暖海系でサンゴ礁の魚。日本近海に6種知られるが,トウアカクマノミ,セジロクマノミは沖縄本島以南,ハマクマノミ(イラスト),ハナビラクマノミ,カクレクマノミ(イラスト)は奄美大島に分布し,クマノミだけが黒潮にのって駿河湾から相模湾あたりの磯まで姿を見せる。全長15cmほどになる。…

【熱帯魚】より


[海水魚]
 姿,色彩ともに淡水魚より優美なものが多い。日本で入手の容易な種類は,沖縄からフィリピンにかけて分布するもので,スズメダイ類では,コバルトスズメ,ミスジリュウキュウスズメ,ミツボシクロスズメ,クマノミ,ハマクマノミ,カクレクマノミなど,チョウチョウウオ類では,チョウチョウウオをはじめ,トゲチョウチョウウオ,イッテンチョウチョウウオ,フウライチョウチョウウオ,フエヤッコダイなど,ベラ類ではカンムリベラ,ツユベラなど,その他,ハナミノカサゴ,モンガラカワハギ,ツノダシなどがある。 以上のうちスズメダイ類は小型で飼いやすい。…

※「ハマクマノミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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