ハラド(英語表記)Haradh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハラド」の意味・わかりやすい解説

ハラド
Haradh

サウジアラビア東部,ハサ地方南端で,ルブアルハーリー砂漠北端にある鉄道駅。東海岸のザフラーンから首都リヤードへの鉄道は,ガッワール油田の南端を迂回して走っているが,その最も南の駅にあたる。一年を通じて雨のない年も多いが,駅から南東にかけて,幅 1km,長さ 40kmの涸れ川 (ワディ) があり,ここでは井戸により水が供給される。政府は,この 4000haの土地を,遊放民定着のためのモデル農場として,定着の設備を整え,農事試験場もつくっている。ファイサルモデル農場として,将来の発展が期待されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android