ハルシオンの副作用論議(読み)ハルシオンのふくさようろんぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハルシオンの副作用論議」の意味・わかりやすい解説

ハルシオンの副作用論議
ハルシオンのふくさようろんぎ

ハルシオン睡眠導入剤として世界中で最も多く用いられているベンゾジアゼピン系の薬物であり,日本でも睡眠薬シェアの4割近くを占めている。しかし,記憶障害鬱病幻覚などの副作用があることが報告されており,アメリカイギリスノルウェーフィンランドなどでは,短期間の販売停止を受けていることから,厚生労働省でも医療機関に対する注意を促している。さらに,ハルシオンを用いるいわゆる睡眠薬遊びといわれる薬物乱用も大きな社会問題となっており,麻薬および向精神薬取締法の規制の対象となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android