ハンガリー社会主義労働者党(読み)ハンガリーしゃかいしゅぎろうどうしゃとう

百科事典マイペディア の解説

ハンガリー社会主義労働者党【ハンガリーしゃかいしゅぎろうどうしゃとう】

1918年結成のハンガリー共産党が母体。長く非合法化されていた。1948年社会民主党と合体してハンガリー労働者党と改称,国内指導勢力となった。ライクナジラーコシ,ゲレらが相次いで指導し,1956年ハンガリー事件後社会主義労働者党に改称,カーダールの指導下に組織を再建。1988年カーダールが退陣して以後は,一党独裁を放棄して複数政党制を導入,1989年党名をハンガリー社会党と改めた。1990年総選挙では第4党に転落したが,1994年総選挙では議席過半数を占め,政権に復帰した。しかし1998年総選挙では中道右派の政党に敗れ,政権を失った。
→関連項目ハンガリー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android