ハン・ヒツ・ちりとり(漢字)

普及版 字通 の解説


7画

[字音] ハン・ヒツ
[字訓] ちりとり

[説文解字]

[字形] 象形
熊手のように、ごみをおしのけるちりとりの形。〔説文〕四下に「箕(ちりとり)の屬。推する以(ゆゑん)のなり。象形」という。長い柄をつけたもので、その先に(とつ)(倒子の形)を加えると、(棄)となる。古くは初生児を棄てるような俗があった。

[訓義]
1. ちりとり、箕に長い柄のあるもの。

[部首]
〔説文〕に畢・糞(米++廾)・の三字を属する。畢(ひつ)はの上に田網を加え、鳥や小獣を捕るしかけで、畢(ことごと)く取ることをいう。糞(ふん)は糞塵をとりのける意で、米は屎(し)。は子を棄てる形。畢・糞はの声義をとるところがある。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android