ハーブ茶(読み)ハーブちゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハーブ茶」の意味・わかりやすい解説

ハーブ茶
ハーブちゃ

香りや薬効のある植物のお茶のことで,いわば洋風健康茶である。その材料は,欧米で古くから民間療法的に使われてきた薬草で,主に葉,花,茎などを使っている。病気を治すということよりも,日常的に飲むことで保健効果を期待したり,独特な香りと味を楽しむのが目的になっている。しかしその薬効を利用すれば,優れた家庭療法ともなるものである。最もポピュラーなものとして,次の7種がある。 (1) カミツレ──発汗作用がありカゼの初期によい。 (2) ミント (ハッカ) ──胃のもたれを解消し,腸内ガスを排出,発汗・解熱作用がある。 (3) ハイビスカス──ビタミンが豊富。 (4) オレンジリーフ──不眠症や冷え症に効果がある。 (5) ベニバナ──生理痛・生理不順・冷え症などの婦人病によく,血液の循環をよくする作用があるので,目まい,頭痛にも効果がある。 (6) ベルベナリン──生理不順などの婦人病によい。 (7) リンデン (菩提樹) ──発汗・利尿作用があり,カゼの初期,精神の安定に効果がある。

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