バイオコンピュータとは？意味や使い方

ブリタニカ国際大百科事典小項目事典「バイオコンピュータ」の意味・わかりやすい解説

蛋白質，核酸などの生体物質を記憶素子やスイッチング素子として用いて，脳の機能を実現しようとするコンピュータ。バイオエレクトロニクスの究極の目的の一つとされ，コンピュータとしては第6世代以降にあたる。基礎的研究の段階ではあるが，従来のシリコンチップの代りに蛋白質を利用するバイオチップの研究開発は，日本やアメリカで始まっている。バイオコンピュータの一つとして，脳－神経系の機能にならったニューロコンピュータの研究開発もアメリカ，日本，ヨーロッパなどで盛んである。

出典　ブリタニカ国際大百科事典小項目事典ブリタニカ国際大百科事典小項目事典について　情報

今日のキーワード

発見という行為の習得を目指す学習。または，発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが，一般には，ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...