バラード(英語表記)ballade[フランス]
ballad
Ballade[ドイツ]

デジタル大辞泉 「バラード」の意味・読み・例文・類語

バラード(〈フランス〉・〈英〉ballade)

《「バラッド」とも》
中世の欧州で盛んに作られた定型詩。3詩節と1反歌により構成され、それぞれ同一行の繰り返しで終わる。譚詩たんし
素朴な言葉でうたった短い物語詩。譚歌たんか
物語詩的な内容をもつ声楽曲や器楽曲。譚詩曲たんしきょく。譚歌。
ポピュラー音楽で、ゆっくりしたテンポの感傷的な曲。
[類語]うた詩歌韻文詩賦しふ吟詠ポエムバース詩編叙情詩叙事詩定型詩自由詩ソネット新体詩

バラード(Ballard)

米国ワシントン州シアトルの一地区。市街北西部に位置し、19世紀の古い街並みが残る。太平洋に通じるピュージェット湾ワシントン湖を結ぶ運河の水位を調整するチッテンデン水門(通称バラード水門)がある。

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精選版 日本国語大辞典 「バラード」の意味・読み・例文・類語

バラード

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語・英語] ballade )
  2. 中世のヨーロッパで作られた定型詩。三詩節と一反歌により構成され、それぞれ同一行の繰り返しで終わる。
  3. 中世ヨーロッパで、吟遊詩人によって歌われた、自由な形式の小叙事詩。
    1. [初出の実例]「バルラッド(俚曲)は田畯紅女の情を吟する者(端唄の類なるべし)なり」(出典:明六雑誌‐二五号(1874)知説・五〈西周〉)
  4. 物語詩的な内容をもつ声楽曲や器楽曲。〔白眉音楽辞典(1924)〕
  5. ポピュラー音楽で、テンポのゆったりした叙情的な曲。

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改訂新版 世界大百科事典 「バラード」の意味・わかりやすい解説

バラード
ballade[フランス]
ballad
Ballade[ドイツ]

中世ラテン語のバラーレballare(踊る)に由来することが示すように,元来は南仏プロバンスに起源をもちロマンス語圏に広まった舞踏歌,すなわち輪舞の際に踊り手自身によって歌われたリフレインつきの有節歌謡をさした(プロバンス語ballada,イタリア語ballata)。これが吟遊詩人トルバドゥールによって芸術的に洗練され,14世紀に北フランスで厳格な形式をそなえた抒情詩の一形態となった。それは典型的には,8音綴詩句8行または10音綴詩句10行から成る同じ構造の3詩節(couplets)にその半分の行数の1反歌(envoi)がついたもので,各詩節および反歌の最終行は同一詩句のくりかえし(リフレイン)であり,各詩節の脚韻の踏み方は同一(8行では3種,10行では4種)で,反歌の脚韻は詩節後半のそれと同じである。この詩型は15~16世紀に盛んに用いられた(ピザン,ビヨン(フランス),ダンテ,カバルカンティ(イタリア)など)が,19世紀以降また取りあげられるところとなった(コペ,リシュパン(フランス),カルドゥッチ(イタリア),オースティンスウィンバーン(イギリス)など)。

 バラードという語は,以上のように狭く厳密な詩型をいう一方で,近代以降ふつうには広く物語詩(譚詩)一般をさすものとされるが,この用法はロマンス語から18世紀になって英語に入ったバラードballadの語と結びついている。すなわちはじめはやはり〈踊りの際に歌われた歌謡〉を意味していたものが,やがて〈民謡〉を広くさすようになり,イギリスの民謡が多く物語的であったことから,〈物語詩〉一般をいうようになったものである。その際大きく影響したのが18世紀後半に始まった古民謡の収集で,パーシThomas Percy(1729-1811)編の《古代イギリス詩拾遺Reliques of ancient English poetry》(1765)に集められたものを範としてこれに類似したドイツや北欧などゲルマン系の物語的要素のつよい詩をこの語で呼ぶようになったのである。物語詩にあっては,叙事的な内容が劇的な表現手段(経過の飛躍的描出,独白や対話の多用など)と結びつき,さらにリフレインによって歌い手の主観的な感情表出が加えられる。こうしてここには叙事,劇,抒情という文学の基本的な3種が未分化のまま混在しており,ゲーテはこれを〈ポエジーの原型Ur-ei der Poesie〉と呼んだ。その最も古いものはゲルマンの英雄歌謡に見いだされ,より新しいイギリス,スコットランドやドイツの中世末期の民衆バラードVolksballadeでは,もはや舞踏との結びつきは失われている。パーシの民謡収集やその刺激を受けたドイツのヘルダー,さらにL.A.vonアルニムらによる民族の詩的遺産の発掘が契機となって,イギリスではワーズワースコールリジ,ドイツではビュルガー,ゲーテ,シラーなどによる創作バラードKunstballadeの制作が促され,その流れは19世紀から今日に及んでいる。民衆バラードは近世の大道芸人の歌などにそのなごりをとどめていたが,近現代に至って風刺のきいた政治詩やキャバレー(文芸寄席)での即興歌,アメリカのフォークソングなどに新しい形で復活している。

 物語詩としてのバラードは元来ゲルマン系のものであるが,ロシアの古い英雄歌謡であるブイリーナbylinaやスペインの物語歌であるロマンセromanceなど,類似のものは他の民族にも見いだされる。
執筆者:

イギリスのバラッドは,15世紀ごろまでは円陣を作った人たちが踊りながら歌うものであったようだが,やがて吟遊詩人が歌う形となり,語り物的な要素が強まった。エリザベス朝時代には時事小唄を刷物にして売ることが盛んに行われ,そうした歌をブロードサイド・バラッドbroadside balladと呼んだ。前述のパーシ以降,伝承バラッドを集めて記録することがしばしば試みられたが,なかでも19世紀末のアメリカのハーバード大学教授チャイルドFrancis J.Child(1825-96)による集大成の仕事が広く知られており,それ以後の英国系バラッドの研究はチャイルドによる分類整理に依拠するのが通例である。彼の収集には,キリストの秘跡,歴史上のできごと,無法者の物語,恋物語など種々の内容の305編のバラッドが含まれる。これをチャイルド・バラッドChild balladと称し,チャイルド1番から同305番までの番号で呼んでいるが,その1編ごとに何種類かの異版,つまり伝承の過程で生じたバリエーションが記載されている。もちろんチャイルドが記載しなかった異版やチャイルド以後に発生した異版も多い。それら異版を比較すると,単に細部の用語が入れ代わっているといった程度にとどまらず,全体の長さ,物語の展開,詩型,繰返し言葉,主人公ほか登場人物の名前など,重要な部分が大幅に食い違い,まったく別の形になっている場合も少なくない。もともとバラッドは,物語歌ではあっても,話の筋を追って順序よく展開するよりも歌い手や聞き手にとってもっとも印象の鮮烈な部分を抜き出し,さまざまに潤色していることが多く,そのため時代や場所の違いに応じて大きく変化してきた。そのようにして生じた異版を整理し,変化の流れをあとづけるのがバラッド研究者の大きな仕事であり,一般に旋律よりも歌詞の面が重視され,バラッド研究は音楽よりも英文学の領域で行われてきた。しかし近年は音楽的および民俗学的な研究も行われている。
バラッド・オペラ
執筆者:

18,19世紀には,中世の芸術にあこがれて,J.F.ライヒャルト,C.F.ツェルター,J.R.ツムシュテークらのベルリン楽派が《魔王》などの芸術歌曲としてのバラードを作曲し,その影響はシューベルト,レーウェにも及んだ。他方ショパンの《バラード第一番ト短調》(作品23)に始まるピアノ音楽としてのバラードが有名である。物語詩的性格,自由な形式,複合リズム,美しい旋律,豊かな和声,力強い盛り上げを特色とするバラードは,精神的には中世の口承文学を憧憬するものである。ブラームスのピアノ曲,フォーレのピアノと管弦楽のための作品,デュカースのゲーテのバラードによる管弦楽曲《魔法使いの弟子》も有名である。

 なお,アメリカのポピュラー音楽の世界ではバラッドという名称で抒情的なラブ・ソングを指すことが多く,また日本のポピュラー界ではバラードという表記でスロー・テンポもしくはテンポ・ルバートによる旋律本位の歌唱や演奏を表すのが慣例である。
執筆者:


バラード
James Graham Ballard
生没年:1930-

イギリスのSF作家。テクノロジー社会に生きる人間の意識の問題を扱った新しい作風によって,〈新しい波〉(ニュー・ウェーブ)と呼ばれるSFの改革運動を起こし,その中心的役割を果たした。《結晶世界》(1966)は,無意識が直接現実世界と対話していくような独特の手法で地球終末をとらえた初期の傑作であり,《残虐行為展覧会》(1970)は現実的因果律を無視して過去から未来までを同時制に扱った前衛的作品。《コンクリートの島》(1974)は現実世界の中の無意識のブラックホールにとらえられた人間の物語。また彼は,コンデンスト・ノベル(濃縮小説)と呼ばれる,切れ切れのシーンを積み重ねていく小説技法を提唱した。
執筆者:

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百科事典マイペディア 「バラード」の意味・わかりやすい解説

バラード

古くは舞踏歌曲のことで,プロバンス語ballada(踊り)からきた言葉。フランス中世の吟遊詩人によって洗練され,3詩節と1反歌をもつ定型小叙事詩をさすようになった。これは各詩節,反歌の最終行の同一詩句のリフレインを特徴とし,15―16世紀に盛んに作られた。英国のバラッドballadと関連して,近代以降は物語詩(譚詩)一般をもいう。 18―19世紀のドイツでは中世の口承文学への憧憬から叙事詩的内容の詩,およびそれらにもとづく歌曲,声楽曲がつくられ,バラーデballadeと呼ばれる。歌曲としてはレーウェシューベルトによって完成の域に達した。音楽ではまた自由な形式の器楽曲をバラード(バラーデ)といい,ショパンブラームスのピアノ曲が広く知られる。劇的な主部と抒情的な中間部の対比により一種物語的な感興を紡ぎ出す。フォーレのピアノと管弦楽のための作品やデュカースの管弦楽曲もある。 日本のポピュラー音楽界では,スロー・テンポのラブ・ソングをさすことが多い。
→関連項目ウーラントシャルル・ドルレアンデシャンマショーロンド

バラード

英国の作家。1960年代英国の〈ニュー・ウェーブ〉SFの旗手として内的空間を実験的技法やシュールレアリスム的イメージで描く作品で著名になる。《沈んだ世界》(1962年)は初期の傑作。現代の終末的心象風景としてのエロスとカタストロフ追求から生まれた作品《残虐行為展覧会》(1970年),《クラッシュ》(1973年),《ハイライズ》(1975年)を経て,自伝的要素の強い小説《太陽の帝国》(1984年),《女たちのやさしさ》(1991年)により広い読者層に知られる。
→関連項目クローネンバーグ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バラード」の意味・わかりやすい解説

バラード(James Graham Ballard)
ばらーど
James Graham Ballard
(1930―2009)

イギリスのSF作家。1960年代におきたニュー・ウェーブ運動の中心となり、前衛的な作品を書いてSFの世界に新しい展望を開いた。したがって彼はタイム・トラベルとかエーリアンといったSFの既成のテーマは取り上げず、その関心はもっぱら近未来の地球に発生する災厄とデカダンスに集中している。『沈んだ世界』(1962)は両極の氷が融(と)けて水没していく都市を、『燃える世界』(1964)は大干魃(かんばつ)に襲われる地球を、そして『結晶世界』(1966)では物質が宝石のように結晶化していく地球の終末を描き、外宇宙の変化に対応する登場人物たちの内宇宙(意識世界)がとらえられている。その後自伝的小説『太陽の帝国』(1984)がベストセラーとなり、後にスピルバーグの監督で映画化もされた。ほかに短編集では『時間都市』『残虐行為展覧会』『バーミリオン・サンズ』など、また『太陽の帝国』の続編ともいえる『女たちのやさしさ』(1991)がある。

[厚木 淳]

『峰岸久訳『沈んだ世界』(創元推理文庫)』『中村保男訳『燃える世界』(創元推理文庫)』『中村保男訳『結晶世界』(創元推理文庫)』『法水金太郎訳『残虐行為展覧会』(1980・工作舎)』『浅倉久志訳『ヴァーミリオン・サンズ』(早川文庫)』『高橋和久訳『太陽の帝国』(1987・国書刊行会)』『高橋和久訳『女たちのやさしさ』(1996・岩波書店)』


バラード(文芸用語)
ばらーど
ballade フランス語

文芸用語。ラテン語のballare(踊る)に由来し、物語詩、譚詩(たんし)、民謡、歌謡と訳され、教会、宮廷中心の詩に対し、民衆のなかから生まれた詩で、内容的には英雄、悲恋を主題とするロマンチックな口承伝説詩である。12世紀フランスの吟遊詩人に発し、15、6世紀にヨーロッパ各地に広まった。八行のスタンザ三つにエンボイenvoyという呼びかけの四行がつく形で、ビヨンの『首吊(つ)りのバラード』に代表される。各スタンザの終わりにリフレーンがつくのは本来の舞踏歌の性格を示す。イギリスではバラッドballadとよび、多くは四行詩の長連の形をとり、イングランドとスコットランドの国境地帯で盛んに歌われた。

[船戸英夫]

 西洋音楽でバラードという場合、わが国ではドイツのバラーデBalladeとフランスのバラードをともにバラードとよぶことが多い。バラーデは譚詩曲と訳され、18、9世紀のドイツで愛好されたピアノ伴奏歌曲。中世の歴史上あるいは架空のロマン的な物語を扱ったもので、代表的な作曲家はレーベ(1796―1869)である。後者は14世紀にフランスで多く作曲され、マショー(1300ころ―77)が多声の優れたバラードを残した。

[石多正男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バラード」の意味・わかりやすい解説

バラード
Ballard, J.G.

[生]1930.11.15. 中国,上海
[没]2009.4.19. イギリス,ロンドン
イギリスの小説家。フルネーム James Graham Ballard。行き過ぎた科学技術が引き起こす生態学的にアンバランスな世界を背景とする SF小説で根強い人気を誇る一方,自伝的な『太陽の帝国』Empire of the Sun(1984,1987映画化)や,車の衝突事故で感じる異常なエロティシズムを探求した『クラッシュ』Crash(1973,1996映画化)でより広い読者層に知られた。第2次世界大戦中,少年時代の数年間を上海にあった日本軍の捕虜収容所で過ごす。戦後イギリスに帰国し,ケンブリッジ大学のキングズ・カレッジに入学するが中退。1950年代に短編小説を書き始め,1960年代からは長編小説も発表した。おもな作品に,短編集『時の声』The Voice of Time(1960),『燃える世界』The Burning World(1964),『結晶世界』The Crystal World(1966),『コンクリートの島』Concrete Island(1974),『コカイン・ナイト』Cocaine Nights(1996),『スーパー・カンヌ』Super-Cannes(2000)など。2008年に自伝 "Miracles of Life"を出版。

バラード
Ballade

ドイツの詩の形式。「譚詩」と訳される。短い,叙事的あるいは抒情的な詩をいい,圧縮された詩のなかに劇的で効果的な筋書を含んでいる。それはときに恐怖に満ちた暗い内容をもっているが,民謡風に仕立てられるのが常である。ロマンチックな内容で,ときには「ロマンツェ」と呼ばれるが,その境界は明確でない。バラードは中世末期から 16世紀にかけての民謡に多くみられ,18世紀のヘルダーによる収集を経て,実作も試みられた。近代バラードはビュルガー,ゲーテ,シラーによって完成され,19世紀のウィーラント,ドロステ=ヒュルスホフ,C.F.マイアー,フォンターネ,リリエンクローンに受継がれた。

バラード
ballad; Ballade

楽曲の名称。古くは単声の舞踏歌のことを意味していたが,14世紀にはリフレインをもつ定形詩とそれに基づく楽曲形式を意味するようになり,多声部の作品も作られた。他方イギリスでは,語り物的な内容をもつ歌曲がバラッドと呼ばれ,これが 19世紀のドイツに受継がれてシューベルトや J.レーベのバラードになった。ロマン派のバラードは,中世の物語や伝説を題材とするものが多い。ショパンやブラームスはピアノ曲にバラードの名をつけたが,それらの曲では劇的な部分と抒情的な部分の起伏に富んだ交替が特徴である。

バラード
ballade

フランス詩の詩型。3つの詩節と結句 envoiから成り,各節と結句の最終行が同一 (繰返し句 refrain) となるもの。 14世紀のギヨーム・ド・マショーを先駆に,15~16世紀に栄え,A.シャルチエ,シャルル・ドルレアン,F.ビヨン,J.モリネらが傑作を残した。ビヨンの作品中で最もよく知られているものは,「さあれ,去年 (こぞ) の雪はいまいずこ」の繰返し句をもつバラードである。

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デジタル大辞泉プラス 「バラード」の解説

バラード〔アルバム〕

サックス奏者、ジョン・コルトレーンの1961~1962年録音のジャズ・アルバム。インパルス・レーベル。バラード・ナンバーをストレートに演奏したヒット作。原題《Ballads》。

バラード〔曲名:369〕

日本のポピュラー音楽。歌は男性シンガーソングライター、369(ミロク)。作曲:369、tasuku。テレビ朝日系で放送のドラマ「853 刑事・加茂伸之介」の主題歌。

バラード〔自動車〕

ホンダ(本田技研工業)が1980年から1986年まで製造、販売していた乗用車。4ドアセダン。シビックの姉妹車。

バラード〔曲名:ケツメイシ〕

日本のポピュラー音楽。作詞作曲と歌はJ-POPグループ、ケツメイシ。2011年発売。

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音楽用語ダス 「バラード」の解説

バラード[ballad]

スロー・テンポで感傷的なメロディを持った曲の総称。スロー・バラード、ラブ・バラードなど。

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