バリカッスル(英語表記)Ballycastle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリカッスル」の意味・わかりやすい解説

バリカッスル
Ballycastle

イギリス北アイルランド北部,モイル地区の行政府所在地。アイルランド語で Baile An Chaistil。旧アントリム県に属する。バリカッスル湾に臨み,沖にはかつてスコットランド王ロバート1世ブルース洞窟に身を隠していたと伝えられるラスリン島が浮かぶ。グレンシェスク川の河口に位置し,近くにはノックレイド山(517m)がある。交易の中心地であり,漁港,保養地でもある。近郊にはボナマジー・フランシスコ修道院やデュナニーニ城の遺跡がある。1898年,イタリアの電気技師グリエルモ・マルコーニが,ラスリン島の灯台とバリカッスルとの間に初めて無線電信システムを設置した。人口 5073(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android