百科事典マイペディア 「バルド・トエ・ドル」の意味・わかりやすい解説 バルド・トエ・ドル 〈チベットの死者の書〉と通称される密教文献。パドマサンババにその作が帰される。臨死者に誦して,その魂の解脱を助けたり,死者の供養に用いられる。死出の旅路,中有にある魂のさまざまの状態を描写して生彩あり,W.Y.エバンズ・ベンツの英訳やユングの解説を通じて,欧米でも関心が高い。→死者の書 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報