パイエル板

栄養・生化学辞典 「パイエル板」の解説

パイエル板

 虫垂回腸によくみられる10〜40個のリンパ小節が集合した組織.腸管免疫において機能する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のパイエル板の言及

【小腸】より

…また絨毛の間には腸腺(リーベルキューン腺Lieberkühn’s glandまたは腸陰窩(か)crypt)と呼ぶ腺が開口する。粘膜面には孤立リンパ小節あるいは集合リンパ小節(パイエル板Peyer’s patch)と呼ぶ扁桃に似た組織がところどころにあり,後者は回腸のみに存在している。筋層は2層からなり,内側が輪状に走り,外側は縦走する(図)。…

※「パイエル板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」