パカラナ(英語表記)Dinomys branickii; pacarana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パカラナ」の意味・わかりやすい解説

パカラナ
Dinomys branickii; pacarana

齧歯目パカラナ科。南アメリカにすむ森林性の大型ネズミで1属1種。体長 73~79cm,尾長 20cm。体重 10~15kg。体つきはとげの無いヤマアラシに似る。耳は小さく丸く,ひげが長い。体に黒ないし褐色の粗毛が生え,脇に白い縦縞が2本走る。長くがんじょうな爪で,高地谷間緩斜面に巣を掘る。爪を使って木にも登る。夜行性。主食果実や葉,茎で,リスのように前肢を使って食べる。 1873年に発見されて以来,観察例が少く,詳しい生態はわかっていない。コロンビアからボリビア西部のアンデス山脈分布

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改訂新版 世界大百科事典 「パカラナ」の意味・わかりやすい解説

パカラナ
pacarana

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世界大百科事典(旧版)内のパカラナの言及

【パカ】より

…飼育下での寿命は16年以上。 外形がよく似たものに,コロンビアからボリビアの高地にすむパカラナpacarana,Dinomys branickiiがあるが,体長73~79cmで,尾が長く約20cmある。類縁は遠く,齧歯目パカラナ科に属する。…

※「パカラナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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