パトカイ山脈(読み)ぱとかいさんみゃく(英語表記)Patkai Range

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パトカイ山脈」の意味・わかりやすい解説

パトカイ山脈
ぱとかいさんみゃく
Patkai Range

インド北東部とミャンマービルマ北部との国境に位置し、北東から南西に延びる若い丘陵性山脈。アラカン山脈の北東延長部にあたる。第三紀層よりなり、高度は1500~3000メートルで、のこぎり状の尾根をもつ。深いジャングルに覆われ、カムティ、ナガなどの先住民が居住する。交通が不便で、パングソー峠を越える道路唯一の横断路となっている。

中田 高]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android